『専門用語だからといって面倒くさくなって読む気にならない』

先日、とある経営コンサルの方にカウンセリングを受けさせていただいたのですが、

その話の中で、当社の毎月発行しているニュースレターを見せたところ、「インスペクション」といった言葉があって、これでは、一般の方は見たこともない専門用語は避けるため読まれずらいとの指摘がありました。

以前私が、この事業を始める時に使った言葉は「リノベーション」でしたが、その時のコンサルの方も、聞いたことのない言葉を前に、誰も知らない言葉を使うと避けられると言っていました、しかし3年後になってから、そのコンサルの方は「リノベーション」といった言葉を知ってるようで違和感を発しなかったのです。そもそも“ブログ”といった言葉自体浸透したから共通してわかる言葉だと思います。

私は、新しい言葉を知らない言葉ではなく、あえてこれから浸透させる言葉として使うようにしたつもりです。

また、このニュースレターは当社にご自分の不動産を売りたいと言ってきたかたか、不動産を入手したいといった方にしか渡していないレターなため、少なくとも真剣に不動産取引を考えている人向けの冊子なため、逆にわたくしは真剣に考えている方には学習をしてもらいたいといった思いから、少しずつ専門的な言葉をそこで使わせていただいてるつもりです。

不動産を売ったり買ったりという事は、日常的な買い物ではないですし、日々の生活費を大きく揺らぐ買い物と思いますので、ご自身の不利益を被らない防御策として、ある程度の知識武装は必要だと私は思います。知識武装もなしに感情だけで購入にいたって後に失敗されても良い取引とは言えないと思います。例えば、中古住宅の場合は見た目はきれいにリフォームされていても、住んでみると実は、寒くて燃料費がかさんで、すぐカビてしまう物件だったなんて事があるかもしれませんし、ローンの支払いや節税対策を行えばできた事が見逃されていたかもしれません。

生活に多大な影響を与えるものに、しっかり勉強された方と取引したいと思っていますし、知らない言葉がでてきたら、調べてほしいし聞いてほしいと思っています。そういった方にめぐりあってもしっかり答えられるよう私も日々勉強させていただいています。

私もニュースレターの記事を書いているときに自分の考えをごり押ししている内容となっていないかと思った事は多々あります、それも、皆様には不動産という非日常の買い物を失敗せずに取引をしてほしいとの思いからそういった文章になっているかもしれません。