■“マイホーム購入で失敗しない5つの秘訣”■
“マイホーム購入で失敗しない5つの秘訣”と題しまして、
マイホーム購入する際の秘訣を数回にわたってお伝えしています。

(参考資料:人生変わる「安くて良い家」中古住宅の選び方がわかる本)

秘訣② 物件の探し方(中古戸建て物件)

①まずは建物から離れて形状を確認1.建物全体の形状はどうなっているか

極上物件は「地域力」が高いエリアに眠っている!

今まで中古住宅は見た目や土地で価値が決められていた。
本当に価値がある物件、ない物件とは?

物件を選ぶ際、一般的に買主がもっとも気にするのは、土地の価値(坪単価など)、そして外装や内装の美しさ、さらに利便性でしょう。しかし、実は中には評価に従って算出された価格よりも、価値が低い・高い物件も存在します。そのポイントとなるのが、耐久性や耐震性、メンテナンス状況などといったその建物の本質的価値、さらに建物だけでは測れない「地域力」の高さです。
地域力とは、防犯・防災、快適性、さらにその地域に対する住民の愛着・誇りといった、地域レベルのこと。中古住宅を購入するとなると、どうしても建物だけに目が行きがちですが、実は地域力こそが、その街の、さらに言えばそこに住む自分たちの絶対的価値になるのです。
地域力が高いかどうかは、実際に街を歩いて、自分の目で確かめるのがもっとも確実です。地域レベルに応じたポイントに沿って、「どのような街なのか」を把握し、「将来はどうなっていきそうか」を予測できるようにしておきたいですね。具体的なポイントとチェック方法は次の表を参考にしてほしいのですが、大切なのは現地に足を運ぶこと。これからずっと住み続けるかもしれない街、時間を惜しまず、ゆっくり自分の目、耳で調査するのがのぞましいでしょう。

3つのレベルでそのエリアの地域力をチェック!

【レベル1】防犯・防災(犯罪・自然災害・火災)

POINT CHECK
① 地域で起きている犯罪件数
② 大雨や台風時に浸水する地域か
③ どのような地域環境か
警視庁や道警の犯罪マップで調べる
ハザードマップを確認
不動産会社や役所でヒアリング
不動産会社を介して地域調査結果があるか確認

【レベル2】快適性(電柱の地中化や公園の有無)

POINT CHECK
① 電柱の地中化状況はどうなっているか
② 公園や緑化の有無
③ 騒音や震動、臭いなどはないか
④ 商店や学校・病院など生活に必要な施設はあるか
⑤ 地域全体の都市計画はどうなっているか
実際に街周辺を歩いてみる
不動産会社や役所でヒアリング
平日、休日、昼夜と状況を変えて現地を見る
ネットで都市計画情報をチェックする

【レベル3】住民の地域への愛着・誇り

POINT CHECK
① 地域が主催するイベント(お祭りなど)は盛んか
② 住民たちがその地域に愛着や誇りを持っているか
③ 景観法への取り組みなどはあるか
地域住民にヒアリング
不動産会社や役所でヒアリング
地域の提示板などをチェック(きちんと更新されている様子はあるか)

■専門家アドバイス■
現在住んでいる、または過去住んでいたエリアから探そうとする人は非常に多いですが、住み続けることを考えれば子供の学区や実家との距離も非常に重要。あまり自分でエリアを限定しないで探すようにしましょう。

 

情報収集から実物を見るまでの流れと契約方法の種類を確認する。

地域力からエリアを絞り込んだら、次は物件情報収集。まずはネットで予算感をつかみます、また興味のある物件を絞ってから不動産会社に問い合わせ、その後物件を見に行くのもいいでしょう。「時間を有効活用したい」「大量の物件を確認したい」という人にはおすすめの方法です。
「最初から予算なども直接相談しながら情報収集をしたい」という人は、複数の不動産会社に足を運んで、チラシなどを見ながら担当者に相談に乗ってもらってもいいでしょう。
なお、エリアを絞り込む際は、地域力のほか「ハザードマップ」もチェック。「地震が起きた際の揺れはどれくらいか」といった、対象地域の自然災害時の被害状況を把握できます。

国土交通省ハザードマップ http://disapotal.gsi.go.jp/

参考書籍:晋遊舎 人生変わる「安くて良い家」中古住宅の選び方がわかる本 より