■“マイホーム購入で失敗しない5つの秘訣”■
“マイホーム購入で失敗しない5つの秘訣”と題しまして、
マイホーム購入する際の秘訣を数回にわたってお伝えしています。
(参考資料:人生変わる「安くて良い家」中古住宅の選び方がわかる本)
秘訣④ リフォーム・リノベーション(中古戸建て物件)その1
購入物件が決まったらリフォーム内容を固めよう!
リフォームする際は「どれくらいそこに住むのか」「何を変えたいのか」を明確に!
修繕か、カスタマイズか?必要なリフォームを考えよう。
一口にリフォームを言っても、その内容はさまざまですが、大きく分けると屋根や外装などの耐久性を維持し、建物の寿命を延ばすために行う「修繕目的」のものと、内装や間取り、キッチンなどを自分好みに変更するといった「カスタマイズ目的」のものがあります。費用に余裕があれば、どちらという選択肢も有りですが、基本的に予算は出来る限り抑えたいですね。
そこで考えたいのが、将来的な方向性です。そこまで大きな劣化がないか建物であると仮定して、「いつかは建て替えを」を考えているなら、建物の寿命を延ばすよりもまずは見た目を自分好みにカスタマイズした方が住み心地は良くなるでしょう。逆に「長く住むつもり」という場合は、見た目よりもまず、しっかり修繕しておいた方が、安心感があるでしょう
ただし、カスタマイズ目的には注意が必要です、雨漏りが止まっていない状態だったり、断熱性及び断熱施工不良により、構造劣化が進んでいたり、断熱気密性不足で、壁ボードにカビが繁殖している状態ですと、いくら壁紙を張替えても、すぐにカビが発生して、特に免疫力のない小さいお子様に健康被害を与えるきっかけになってしまいます。壁等にカビが生えてくるシステムに関しましては、当ページ一番下「お役立ち情報」の『なぜ?一昔前の木造家屋はすき間風があったのか?』をご覧下さい。
やはり、購入前に住宅専門の建築士さんに構造部分のチェックをしてもらったり、建築年代から断熱使用を推定したりしましょう。
「建物の寿命を延ばす」のか「住みやすく」を決める
リフォームで考えられる種類は主に4つ
状況に合わせて最適なリフォームを選ぼう
戸建中古住宅で行うリフォームを種類分けすると以下のようになります。ただし、“できる範囲”に関しては、建物の状態にもよるし、また、そもそも戸建では難しいという事こともあるので、ここでは各リフォーム別に“主に何ができるか”を把握して、状況に合わせてチョイスできるようにしておきましょう。
修繕&耐震補強 |
外装・内装のカスタマイズ |
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省エネ化 |
バリアフリー化 |
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リフォームは見た目がきれいになったり、インテリアがおしゃれになったりする事に気がいってしまいがちですが、そもそも建物の基本的な部分がしっかりしていての、カスタマイズリフォームです。そして、自分達がどういった暮らしをしていくのか、家族がどのように今後変化していくのかをしっかり話し合った上でリフォーム内容を決めるのがベターです。
方向性を決めた後、住宅建築の知識を持っている方と相談されるのが正しい方向で、失敗なく行えると思います。