■“マイホーム購入で失敗しない5つの秘訣”■
“マイホーム購入で失敗しない5つの秘訣”と題しまして、
マイホーム購入する際の秘訣を数回にわたってお伝えしています。

(参考資料:人生変わる「安くて良い家」中古住宅の選び方がわかる本)

秘訣④ リフォーム・リノベーション(中古戸建て物件)その2

建築士が所属するリフォーム会社を選ぼう!

リフォームは免許不要でできる!きちんと建物の構造を理解している会社を選ぼう。

大手でも中小でも建物の専門家がいることが条件

リフォームの内容が固まったら、まずはリフォーム会社を選択が重要です。リフォーム会社選びの際、まず悩むのが「誰もが知る大手会社に頼むべきか」「それとも地元の中小会社に頼むべきか」といったところでしょう。大手と中小にはそれぞれメリット、デメリットがあるが、どちらを選ぶにしても注意したいのは、そのリフォーム会社に建築士がいるかという点でしょう。

資格 建築士(一級/二級/木造) リフォーム全般
建築施工管理技士
福祉住環境コーディネーター バリアフリー化に焦点を当てる場合
インテリアコーディネーター 内装リフォームに焦点を当てる場合
建設業の許可(会社の資格)※請負代金500万円以上の場合は必要
団体 日本住宅リフォーム産業協会
住宅リフォーム推進協議会
住宅リフォーム・紛争処理支援センター
リフォーム支援ネット「リフォネット」

実は、リフォームの中でも軽微な工事(工事費用500万円以下)であれば、特別な免許は必要ありません。つまり、看板さえ掲げれば誰でもリフォーム会社を名乗ることができるのです。現に建築の知識がほとんどなく、必要な柱や壁を取ってしまうような会社もあるそうです。より良くするためのリフォームなのに、結果的に建物の性能が落ちてしまったなどといったことにならないよう、建築士や、耐震補強・診断ができる専門家がいる会社を選ぶことは絶対条件となります。

大手会社、中小会社(工務店)のメリット、デメリット
大手会社 リフォーム内容がパッケージ化されている。 ■メリット

・大手ならではの安心感がある

・工事範囲が明確で費用を把握しやすい

■デメリット

・自分のペースで進めづらい

・カスタマイズ性は低い

中小会社(工務店) 希望通りにリフォームすることができる。 ■メリット

・カスタマイズ性に優れる

・希望通りにじっくり施工できる

■デメリット

・技術の良し悪しを判断しづらい

・計画的に行わないと費用が膨らむ

リフォーム会社を選定するためのコツ
リフォームで損をしないためには「相見積もり」が基本です!

リフォームを検討する際、価格の感覚がわかりにくいと思います。そういった時は「相見積もり」をとると、感覚がつかめるでしょう。

また、施工精度に関しては、大手会社に頼む場合は多くの建築士をかかえていることが多く、自社ブランドの看板もあるため基本的には一定のクオリティを保った施工を行ってくれると言っています。しかし、大手でも自社で施工できる体制を整えている所は少なく、やはり地元の工務店に頼っているのが現状でしょう。であれば、直接地元の工務店に頼んだほうが得策とおもいますが、零細企業の工務店が多い中、一般の人が見極めるには、実際に完成された物件を見学させてもらうか、実際に施工中のところを見学させていただく事を「中古住宅の選び方がわかる本」ではお勧めしています。

しかし、実際これもハードルが高くなってしまいがちだと思いますので、やはり信頼のおける建築知識のある専門家に依頼して、相見積もりをとってみたり、信用できる工務店を紹介してもらったり、同行して見学するのが、安心かと思います。